米ネットフリックスはパスワード共有の取り締まりや、より安価な広告付きプランの導入を通じて数百万人の追加加入者を獲得してきましたが、その成長の勢いが終わりに近づいていることを知っています。同社は投資家たちが会員数にこだわるのをやめ、他の指標に注目することを望んでいます。
ネットフリックスは先ごろ発表した四半期決算報告の際、株主に向け「収益も利益もほとんどなかった初期のころ、会員数の伸びは将来の可能性を示す強力な指標だった。しかし今では非常に大きな利益とフリーキャッシュフローを生み出している。広告やゲストメンバー機能のような新たな収益源も開発しており、会員数は当社の成長の一要素に過ぎない」と説明しました。同社は2025年から四半期ごとの加入者数の報告は行わないと述べました。
指標の公開を取りやめるという決定は、ストリーミング革命における重要な転換点を意味します。ネットフリックスは長年、極めて透明性の高いサービスであることを自負してきました。